デバイスを検査
[デバイスを検査]オプションを使用して、モバイルデバイスに悪意のあるプログラムが侵入しているかを確認できます。
標準では、特定のファイル形式のみが検査されます。デバイス全体の検査では、メモリー、実行中のプロセス、プロセスに関係する DLL、および内部/リムーバブル ストレージのファイルを検査します。検査が完了すれば、結果が表示されます(感染ファイル数、検査済みファイル数、検査時間など)。
進行中の検査を中止する場合は、[キャンセル]をタップします。
フォルダを検査
デバイスの特定のフォルダを検査するには、[フォルダを検査]をタップします。検査したフォルダを開いたのち、それらの右列にあるチェックボックスをチェックした後、[検査]をタップします。
検査ログ
[検査ログ]には、検査に関する総合的なデータが含まれます。ログは手動でのスキャン(オンデマンド)の実行後や、リアルタイムスキャンで不正なプログラムが検出されたときに作成されます。
各ログには、以下の項目が記録されています。
- イベントの発生日時
- 検査済みファイルの数
- 感染ファイルの数
- 感染ファイルのフルパス名
- 検査時間
- 検査中に実行された動作やエラー
隔離
隔離の主な役割は、感染ファイルを安全に保管することです。ファイルから駆除できない場合、ファイルの削除が悪影響を及ぼすことが予想される場合、また ESET Mobile Security が誤検出した場合は、ファイルを隔離する必要があります。
ログを見れば、隔離されているファイルの名前や元々の場所、隔離された日時がわかります。
隔離されたファイルを元の場所に復元したい場合は、ファイルをタップし、[復元]を選択します。ただ、このオプションはお勧めできません。
隔離ファイルを端末から完全に削除するには、ファイルをタップし、[削除]を選択します。隔離されたファイルをすべて削除するには、[メニュー]ボタンを押し、[全て削除]をタップします。
設定
[オンデマンド]設定で、手動実行(オンデマンド)検査の際の、スキャンパラメータを変更することができます。
[警告ダイアログ表示]オプションは、オンデマンド検査実行中、新たな脅威が検出されるたびに警告を毎回表示します。
デバイスにインストールされているすべてのアプリケーション(.apkファイル)を検査したい場合は、[アプリケーションの検査]オプションを選択します。
[プロアクティブ保護]は、アルゴリズムベースの検出方法で、コードの解析と、典型的なウイルスの振る舞いを行うかどうか検査します。主な利点は、現在のウイルス定義データベースに登録されていない、悪意のあるソフトウェアを特定できることです。[プロアクティブ保護]が有効になっている場合は、検査に少々時間がかかります。
[アーカイブ検査のレベル]は、入れ子になったアーカイブ(.zipファイル)をどこまで検査するか定義します。数値を増やすと、より深いレベルまで検査します。
[ログの保存]オプションは、検査ログに保存するログの最大数を設定します。
[既定の標準]は、感染ファイルが検出された際に、自動的に行われる動作を指定します。以下のオプションが設定可能です。
- 無視 - 感染ファイルに対して、何も行いません(この設定は推奨されません)。
- 削除 - 感染ファイルを削除します。
- 隔離 - 感染ファイルを隔離します(既定)。
[拡張子]設定には、Android 環境で、侵入の脅威が想定されるファイル形式が表示されています。ここで、検査対象にするかどうかを指定できます。これらの設定は、オンデマンドおよびリアルタイム検査の両方に適用されます。
- 拡張子を指定 - このオプションを選択した場合、検査時間が短縮されるように、拡張子が指定されたファイルのみが検査されます。このオプションは、時々無効にすることを推奨します。無効にすると、偽のファイル拡張子で隠された侵入など、脅威である可能性のあるすべてのタイプの拡張子を ESET Mobile Security が検査できます。
- DEX (実行可能形式ファイル) - Android OS 向けにコンパイルされた実行ファイル形式です。
- SO (ライブラリ) - ファイルシステム上の指定された場所に保存されている共有ライブラリです。
- アーカイブ(Zipファイル) - Zip 形式で圧縮されたファイルです。
- その他 - 他のファイル形式です。
[リアルタイム]設定では、オンアクセス検査時の検査パラメータを設定できます。オンアクセス スキャナーは、ユーザーが操作するファイルをリアルタイムにチェックします。自動的に検査される対象は、SD カード上の Download フォルダとフォルダのファイルと、アプリケーションインストール時に展開されるファイルです。また、SD カードの挿入後、カード上のファイルを自動的に検査します([SD カードを検査]オプションが有効な場合)。オンアクセススキャナーは、システム起動時に自動的に開始されます。
- リアルタイム保護 - 有効な場合(既定)、オンアクセス スキャナーがバックグラウンドで実行されます。
- 警告ダイアログ表示 - オンアクセススキャンで新たな脅威が検出される毎に、警告ダイアログを表示します。
- SD カードを検査 - ファイルを開く、または SD カードに保存する前に、ファイルスキャンを行います。
- プロアクティブ保護 - ヒューリスティック スキャン技術が適用されます。ヒューリスティックは、コードの解析や、典型的なウイルスの振る舞いを認識することによって、ウイルス定義データベースで検出できない、新種の悪意のあるソフトウェアを検出します。プロアクティブ保護が有効になっている場合は、検査に少々時間がかかります。
- アーカイブ検査のレベル - このオプションでは、入れ子になったアーカイブ(.zipファイル)をどこまでスキャンするかを定義します。数値を増やすと、より深いレベルまで検査します。
- 既定の動作 - オンアクセス スキャンで感染ファイルが検出された際に、自動的に行われる動作を指定します。[無視]を選択した場合は、感染ファイルに対して何も行いません(この設定は推奨されません)。[削除]を選択した場合は、感染ファイルを削除します。[隔離]を選択した場合、感染ファイルを隔離します。
ESET Mobile Security は、常駐アイコンを画面左上隅(通知領域)に表示します。このアイコンを表示させないようにするには、ESET Mobile Security のメイン画面に移動して[メニュー]ボタンを押し、[通知] をタップして[通知アイコンの表示]オプションを選択解除します。ただし、このように設定しても、セキュリティリスク(リアルタイム保護が無効、SIM 照合が無効、等)を示す、!マークのついた赤い警告アイコンは表示されます。
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